エアロゾルとは、気体中に固体や液体の微粒子が広がった状態を言います。微粒子のサイズは、10nm程度から1mm程度までさまざまです。ある程度これより大きなものは塵埃(じんあい)と言います。分類は、
- 生成過程の違いやその性状による分類
粉塵:物理的破砕過程で粒子状になったもの
ヒューム:金属等の加熱溶融での蒸発が凝縮したもの
煙:いわゆる物の燃焼の際に生じるもの
ミスト:噴霧などによる液滴粒子など - 気象学の分類
霧:大気中に浮かんでるごく小さな水滴。水平規定が1km未満
もや:霧と同様であるが水平規定が1km以上
煙霧:乾いた粒子が大気中に浮かんでる状態 - 大気汚染物による分類
スモッグ:ばい煙で汚れた霧
ばい煙:物の燃焼に伴って発生する煙とすすのこと。大気汚染防止法では物の燃焼に伴 い硫黄酸化物及びその他の有害物質が発生する煙をばい煙という
粉塵:物理的破砕によって発生、飛散するもの 気体中に浮遊しているものを浮遊粉塵という
浮遊粒子状物質:大気中に浮遊する粒径が10μm以下の粒子状物質
2次(生成)粒子:大気中のガス状物質が太陽の紫外線によって化学反応を生じた粒子状物質。これに対して粒子状物質として大気中に放出されたものを1次粒子という - 生物学の分類
花粉や胞子等
代表的なエアロゾル粒子を見てみよう 出所:エアロゾル用語集
黄砂
スギ花粉
フライアッシュ(石炭燃焼の灰)
金属ヒューム
アスベスト
硫酸ミスト
ディーゼル排ガス粒子