【開催趣旨】
自動車は、その利便性の高さから、多くの地域で経済発展とともに普及し、現在では、我々の生活や経済を支える欠くことのできない重要な移動手段となっている。その反面、自動車の普及とともに内燃機関から排出される大気汚染物質は、多くの人が住む都市の大気環境に深刻な影響を及ぼしてきた。現在では、自動車の普及と並行して年々強化されてきた排出ガス規制が功を奏し、自動車排出ガスの大気環境への影響は大きく低減されている。その一方で、近年、地球温暖化対策や少子高齢化などの問題に加えて、自動車の環境、安全対策や情報技術に関する著しい技術的進展により、自動車は100年に一度の変革期を迎えていると言われており、社会や環境に及ぼす影響も、今後大きく変化することが予想されている。多くの努力により改善されてきた現在の環境を維持していくためには、これから起こることを予測し、的確に対応して行くことが必要である。このワークショップは、環境問題に関わってきた関係者に、これからの自動車についての最新情報を提供し、今後の自動車が関わる環境問題を検討するための出発点としていただくことを目的に企画しました。
第一回 2020年1月21日(火) 13:30~16:30 テーマ:『自動車と環境』
(1)日本における自動車の環境影響の経緯と現状 小林伸治(IIAE,元国立環境研究所)
(2)諸外国における自動車の環境(大気)影響の経緯と現状(HEIでの研究など健康影響等を中心として)(仮題)
柴田芳昭(IIAE,元トヨタ自動車)
総合討論(パネルディスカッション)
第二回 2020年2月27日(木) 13:30~16:30 テーマ:『これからの自動車 今後自動車はどう変わるか?』
(1)これからの自動車-乗用車分野(仮題) 前田 義男(本田技術研究所)
(2)これからの自動車-物流、公共交通分野(仮題) 小川 博(日野自動車株式会社)
総合討論(パネルディスカッション)
第三回 2020年3月24日(火) 13:30~16:30 テーマ:『自動車とエネルギー・温暖化問題』
(1)温暖化対策に伴う日本のエネルギーシナリオ(仮題)温暖化対策の最新情報、エネルギーシナリオ(自動車を中心に)
秋元圭吾(地球環境産業技術研究機構)
(2)今後の自動車やエネルギーの変化が大気環境に与える影響(仮題) 森川多津子(日本自動車研究所)
総合討論(パネルディスカッション)
会場:後楽1丁目ビル セミナールーム (予定)〒112-0004 東京都文京区後楽1丁目2-8
参加費:3000円(資料代含)賛助会員無料 要予約 セミナー予約
詳細はこちらWS_2020