セミナー

令和6年セミナー 地球温暖化を考える 1

主催  :一般財団法人大気環境総合センター

開催時間:13:30~15:30(受付13:00~)

開催形式:ZOOMによるオンラインとIIAEセミナー室によるハイブリッド開催
詳細プログラムはこちら


申し込み:要事前登録(ホームページからお申し込みください)

参加費 :賛助会員 無料、セミナー会員 1,000円、一般 3,000円

お振込み先:

ゆうちょ銀行 店名:〇一八(ゼロイチハチ)

店番:018 種目:普通 口座番号:9872334

口座名義:ザイ)タイキカンキョウソウゴウセンター

<ゆうちょ銀行口座間、郵便局からのお手続きの場合>

記号・番号:10160-98723341

口座名義:ザイ)タイキカンキョウソウゴウセンター

 

開催日講師概要予約申込テキスト
2024年10月22日佐藤 努

カーボンニュートラル社会の実現とネガティブエミッション技術

 カーボンニュートラ社会の実現のためには、再生可能エネルギーや電気自動車等の低炭素化に寄与する技術の普及が求められる。そのため、こうした技術に不可欠とされる非鉄金属やレアメタルでは、今後急速な需要増加も予測される(JOGMEC & IEEJ, 2022)。そんな情勢の中、新国際資源戦略が策定され鉱種ごとの戦略的な資源確保の推進やそれらのサプライチェーンにおける上流・中流・下流の支援強化策の方向性も示されてきた。しかしそれらが推進・支援されればされるほど、関わる資源工学分野におけるCO2ガス排出量が増加することになる。これが、2050年のCNに向けた資源工学が抱える進退両難(ジレンマ)である。このジレンマを解消するためには、鉱物資源サプライチェーンにおけるCO2ガス排出量の削減が必須となるが、それらが簡単ではないことは自明であろう。そうであるならば、ネットのCO2ガス排出量の削減のために、カーボンオフセットのためのクレジットを創出する技術と仕組みが必要になる。
本セミナーでは、カーボンクレジットを生み出すネガティブエミッション技術に関して、講演者らが実証している岩石の風化促進を中心に概説し、未来の社会がどのように上述のジレンマを解消してカーボンニュートラル社会を実現していけばよいか、講演者の考えを紹介する。
セミナー終了ダウンロード