回 | 開催日 | 講師 | 概要 | 予約申込 | テキスト |
---|---|---|---|---|---|
第1回 | 2018年11月27日 | 泉川 碩雄 | 大気モニタリング-- 光化学オキシダント大気モニタリング-- 光化学オキシダント 大気汚染の常時監視業務の目的は、環境基準の評価や大気汚染防止対策の評価などの基礎資料を得ることなどにある。 特に光化学オキシダントは環境基準達成状況が低いことからその未達成の解明に光化学オキシダント濃度の経年変化を把握することが必要になっている。 この経年変化を見る上で光化学オキシダントの測定方法の変更や改善が行われてきておりその測定値の継続性が課題となっている。 昭和40年頃から光化学オキシダントの常時監視が開始されたが実用化された測定器がなかったことや測定器の校正に必要な濃度既知のオゾンガスを得る方法が確立されていない。 また、光化学オキシダントの主成分であるオゾンは不安定さから他の汚染物質とは異なる保守管理が必要である。 これらの事項等について調査研究が行われ、その成果が得られるごとに測定方法の変更等が行われた。 ここでは、次のような事項について述べる。 1.校正用標準オゾン濃度を求めるための測定方法 2.動的校正方法 3.窒素酸化物等の干渉成分の影響 4.測定器の測定精度に影響する保守管理事項 5.光化学スモッグ注意報、警報発令基準 | セミナー終了 | ダウンロード |
第2回 | 2018年12月11日 | 長谷川 就一 | PM2.5などの粒子状物質の捕集と分析大気中の粒子状物質(エアロゾル)を捕集及び分析するときに考える必要がある要素は,「粒径」,「成分」,「空間」,「時間」である. 調査や研究の目標・目的に応じてこれらの要素を考慮し,捕集に用いるサンプラーとフィルターを選ぶ. その選択におけるポイント,使用における留意点などについて解説する. また,様々な成分の分析の中で唯一,エアロゾルの分析に特化した手法や装置を用いているのが炭素成分(元素状炭素や有機炭素)の分析である.そのため,分析の原理や試料の影響,データの解釈など,留意すべき点が非常に多い. これらについても整理して解説する. 1.粒子状物質の捕集 ・分粒・分級 ・流量 ・フィルター 2.炭素分析 ・熱分離法と熱分離・光学補正法 ・熱分離・光学補正法による分析に影響する要素 ・データ解析における留意点 | セミナー終了 | ダウンロード |
第3回 | 2019年01月15日 | 前田 恒昭 | VOC計測・揮発性有機化合物(VOC)計測=多様な観測目的に対応=多数の計測方法・機器 有機化合物に特有の項目 1.化合物の種類が多い、人為的・非意図的に生成している 2.観測すべき濃度範囲が広い(バックグラウンドから発生源まで) 3.発生源が多様 4.様々な影響(健康影響、環境影響、成層圏オゾン層破壊、地球温暖化、悪臭等) ・揮発性有機化合物の個別成分測定法 ・VOC個別成分測定で用いられるガスクロマトグラフィーとガスクロマトグラフの各種検出器 ・VOCの測定方法の実例 自動計測器 試料採取してラボで分析 ・オンサイト分析計の例 ・その他のVOC測定技術 排ガスや発生源の測定法、リアルタイム測定法等 ・標準物質のトレーサビリティを確保する新技術 | セミナー終了 | ダウンロード |
第4回 | 2019年01月29日 | 藤谷 雄二 | 固定発生源・固定発生源からのPM排出の現状 ・凝縮性ダストと揮発性分布について ・揮発性分布の測定法について ・今後の固定発生源におけるPM測定の課題と展望 | セミナー終了 | ダウンロード |