回 | 開催日 | 講師 | 概要 | 予約申込 | テキスト |
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第1回 | 2019年02月12日 | 神田 勲 | 局地気象観測はじめに、局所気象を観測する意義について説明 次に、局所気象観測手法を、地上、上空in-situ、上空remoteに分類し、それぞれにおける測定原理や注意点を解説する。 最後に、様々な手法を組み合わせた観測キャンペーンをいくつか紹介 | セミナー終了 | ダウンロード |
第2回 | 2019年02月26日 | 中井 里史 | 大気汚染の長距離輸送観測冬季から春季には中国大陸で発生した大気汚染物質が季節風によって輸送され国内の大気質に影響を及ぼします。国立環境研究所では2000年代初めから越境大気汚染の調査を行うため、沖縄辺戸岬に大気・エアロゾル観測ステーションを開設し、国内の大学・研究機関とともにガス、エアロゾル、気象要素、放射などの観測を継続して行ってきました。長崎県福江島においても2008年ごろから同様の観測を行っています。また中国大陸での観測も行いました。本講演では各観測地点における大気汚染物質(主にはエアロゾル)の化学組成やその変質、季節変動、輸送パターンなどについて紹介します。それに加えて、都市大気への越境大気汚染の影響を福岡市での観測を例として紹介します。 | セミナー終了 | ダウンロード |
第3回 | 2019年03月12日 | 星 純也 | VOCの環境動態 大気中の揮発性有機化合物(VOC)は光化学オキシダント(Ox)やPM2.5の生成原因物質である。また、毒性を有し、人の健康に影響を与える物質もあることから重要な大気汚染物質の一つといえる。VOCの環境動態の観測では、Ox等の二次生成の原因物質としての挙動解明と、人への健康リスクの評価ではその手法やデータの評価が異なってくる。本セミナーでは東京都環境科学研究所がこれまで実施してきた大気中VOC観測を基にVOCの環境動態を解説するとともに、目的に応じた測定計画やデータの取り扱いについても述べる。 目次 ・VOC測定の意義と測定法 ・リスク評価のための有害大気汚染物質モニタリング ・光化学オキシダント対策のためのVOC測定 ・VOC発生源、排出量と大気環境モニタリング ・バックグラウンドのVOC濃度 | セミナー終了 | ダウンロード |
第4回 | 2019年03月26日 | 山神 真紀子 | SPM,PM2.5の環境動態と解析概要: 大気中の浮遊粒子状物質(SPM)、微小粒子状物質(PM2.5)は環境基準が定められている大気汚染物質です。国や地方自治体は、環境基準をクリアするために対策を取らなければなりません。そのためには、それらの高濃度要因を解明することが必要です。本セミナーでは、名古屋市環境科学調査センターが行ってきた高濃度要因解明のための調査や解析手法についての紹介と、近年越境汚染の影響が減少したことで見えてきた、PM2.5の国内汚染の高濃度要因などについてお話しします。 目次 ・PM2.5の15年間の経年変化 ・SPM、PM2.5のテープろ紙分析 など | セミナー終了 | ダウンロード |