セミナー

第4期定期セミナー 環境研究推進費研究紹介 第3回

主催  :一般財団法人大気環境総合センター

開催時間:13:30~15:30(受付13:00~)

開催形式:ZOOMによるオンライン開催


申し込み:要事前登録(ホームページからお申し込みください)

参加費 :賛助会員 無料、セミナー会員 1,000円、一般 3,000円

お振込み先:

ゆうちょ銀行 店名:〇一八(ゼロイチハチ)

店番:018 種目:普通 口座番号:9872334

口座名義:ザイ)タイキカンキョウソウゴウセンター

<ゆうちょ銀行口座間、郵便局からのお手続きの場合>

記号・番号:10160-98723341

口座名義:ザイ)タイキカンキョウソウゴウセンター

 

開催日講師概要予約申込テキスト
2023年01月17日櫻井 達也

2020年船舶燃料油硫黄分規制強化による大気質改善効果の評価

 本講演では,環境研究総合推進費(JPMEERF20185002)の助成を受け2018~2020年度の期間で実施した「2020年船舶燃料油硫黄分規制強化による大気質改善効果の評価(GLIMMS-AQ:study on Global Limit for Marine Fuels Sulphur to better Air Quality)」の成果を紹介します.
2020年1月より,船舶燃料油中硫黄分濃度の規制上限値がこれまでの3.50%から0.50%に強化されました.同規制強化は排ガス中のSO2のみならず,硫酸塩の削減も目的としているため,船舶の航行密度が高い地域においてはPM2.5濃度の低減化につながることが期待されています.発表では,規制強化前後に,船舶排ガスの影響が強いと予想される瀬戸内地域を解析対象地域として実施した長期連続観測および短期集中観測の結果と,船舶排出物質が蓄積・変質して瀬戸内海沿岸部のPM2.5に影響する過程のモデル解析結果を紹介します.
セミナー終了ダウンロード
伏見 暁洋

航空機が排出するナノ粒子の物理・化学的特徴と起源

 航空機が粒径50 nm以下のナノ粒子を高濃度に排出することが知られており、そのナノ粒子が人の健康に悪影響を及ぼすことが懸念されています。我々は空港内での大気観測を行い、高感度な分析手法を駆使することで、未燃ジェットエンジンオイル (潤滑油)が航空機排出ナノ粒子の主要な成分であることを明らかにしました。本発表では,航空機排出ナノ粒子の物理・化学的特徴や起源等について,国内外における取り組みと,我々が環境省の環境研究総合推進費等で行ってきた研究成果を紹介します。