本セミナーは、「化学輸送モデルを使って東アジアや日本域の汚染質濃度の計算をしたい!」
というモデルビギナーの方を対象にしたWebセミナーです。
化学輸送モデルは、米国EPAが開発したCMAQv5.2.1を使います。
計算対象エリアの排出量データが入手できれば、化学輸送モデル(CMAQ)で濃度計算が
できるようになる、というのがこのセミナーの目標です。
その後、ご自分の好きなテーマ(高濃度解析、越境大気汚染、化学反応、境界層内の挙動、PMの沈着など)を
理論(論文や教科書)やモデルのソースコードを見て、さらに研究を進めてください。(モデル研究)
測定を行っている方も、濃度計算ができれば、測定点の配置や時間帯などの測定準備や解析に
活用できると思います。(測定計画)
【セミナー内容】
【第1回 CMAQのコンパイル】 2019年1月27日(日)13:00から15:00
CMAQのダウンロード
CMAQのファイル構造
ライブラリの作成(I/O API, netCDF, OpenMP)(gfortran, PGI)
bcon, icon, mcip, cctmのコンパイル
bcon, iconの実行
作図ソフト(Verdi)の使い方
MOZART-4からのbcon/iconの作成
PGI Fortranのインストールの方法
質疑応答
【第2回 モデル領域の設定】 2019年2月中旬
netCDFファイルの扱い
緯度経度とxy座標(Lambert)の関係(gfortran)
モデル領域の設定(水平方向の格子配置)
mcipの実行
作図ソフト(GMT)の使い方
QGISによる都道府県の境界線(shape file)の作成
質疑応答
【第3回 CMAQの実行】 2019年2月下旬
排出量データ(REAS)について
排出量データ(OCEAN)について
排出量データの編集(ncdump, gfortran, ncgen)
cctm の実行
PM2.5の計算(Combineのコンパイル/実行、gfortran)
作図ソフト(Panoply、IDV)の使い方
質疑応答
【第4回 nesting計算】 未定
日本域、関東・関西域のbcon, icon, mcip, cctmの実行
質疑応答
【第5回 WRFのコンパイル・実行】 未定
WRFで利用するライブラリのコンパイル
WPS、WRFのコンパイル、実行
質疑応答
【講師】
斎藤正彦
愛媛大学 農学部 生物環境保全学 客員研究員
【参加費】
一般の方:1,000円(税込み)/回/お一人様 (セミナー実施日の3営業日前までに参加費をお振込みください。)
賛助会員:無料 (参加のご希望をIIAE事務局へメールでお知らせください)
【Webセミナーの参加について】
本セミナーは、ビデオ会議ソフトZoomを使い、ライブでWebセミナー(ウェビナー)
を行います。ご参加の方は、セミナー実施日時にお手元のPCのブラウザからホストに
つなぎ、セミナーを受けて頂きます。
【参加申込】下記宛に、受講名、お名前、ご所属、セミナー名をご記入の上、電子メールでお申し込みください。
申込締め切り:第1回は 2019年1月25日(金)15:00
大気環境総合センター E-mail:info@iiae.or.jp
【払込口座】 みずほ銀行飯田橋支店 普通 口座番号2730911 一般財団法人大気環境総合センター
【問合わせ】 IIAE大気環境総合センター 事務局 E-mail:info@iiae.or.jp
TEL:03-6801-6082